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福岡・小郡のやさしい調剤薬局

福大の大学院に通っていた時から、15年以上行っている蕎麦屋さんがあります。

 

お店の名前は「そば処 いとう」

 

家族でされているお店で、福岡大学の近く、福大通りの通り沿いにあります。
“ソウルフード”という言葉を耳にして、
ああ、私のソウルフードは「いとう」の蕎麦だなぁなんて思っていましたが、
ソウルフードってそもそも違う意味のようですね。アメリカ南部の伝統料理を指すのだとか。
日本では和製英語のようにいろんな意味で使われているようです。

そうか、では私にとっての「いとう」の蕎麦は何といえばいいのだろう。
無性に食べたくなるもの、安心できるもの、ここに行けば幸せな気持ちになれるもの。
ただの「大好物」とは違うんだよなぁ。
味ももとより、「いとう」のお店の雰囲気や人柄、そういうのを全部含めて好きなんです。

 

「ソウルフード」「大好物」以外になにかいい表現はないものか。

 

美味しいものを食べると、「幸せホルモン」といわれるオキシトシンというホルモンが出ます。
美味しいものに限らず、幸せを感じるときに出るホルモン。
好きな音楽を聴いたり、美しい景色を見たり、グチを言って共感してもらうだけでも
このホルモンは出るようですよ。
そしてこのホルモンが出ると、自律神経を整えたり、ストレスが減ったり、
免疫力がアップしたり、いい効果があります。

 

そうそう、「ありがとう」と感謝の言葉を伝えるだけでもオキシトシンは出ますし、
「ありがとう」と言われた方も出ます。

 

新型コロナウイルス感染症が見つかって1年。
つらいこと、つらいニュースも多いですが、
今こそ「ありがとう」が大事なのではないでしょうか。

 

今年の紅白歌合戦の内容を見ると、絆とか、家族とか、愛とか、
そういうメッセージ性の強い曲が多く選ばれているような気がします。

 

その中でも松田聖子さんの「瑠璃色の地球」はとても好きです。
このコロナ過で、歌詞がとても心に沁みます。

 

「いとう」の蕎麦や好きな音楽は私のオキシトシン分泌作用があるものの一つ。

 

早めの年越し蕎麦をいただきに、また近々行きますね。

 

そして皆さまにおかれましても、少しでも幸せを感じられる年越しであることを願っています。

 

 

勢島英

 

 

私がよく注文するミニ天とじ丼セット。

2020年7月6日、作曲家のエンニオ・モリコーネさんが91歳で亡くなりました。

 

エンニオ・モリコーネと言えば、映画「ニューシネマ・パラダイス」の音楽はあまりにも有名。

 

「ニューシネマ・パラダイス」は不朽の名作としていわれていますが、私は初めて観たとき、まだ幼かったからか、実は映画にはあまり感動しませんでした。

 

しかし、この映画の音楽を聴いたとき、「なんて素敵な音楽なんだ」と衝撃を受けたのを覚えています。

 

高校の吹奏楽部時代には、「モリコーネのメロディ」という楽譜を演奏しました。

 

これは、映画「ミッション」で、ガブリエルという宣教師がジャングル奥深くの先住民に対してオーボエを吹き、その音楽で先住民が心を開いてくれるというシーンに使われる音楽で、本当の曲名を「ガブリエルズ・オーボエ」といいます。

 

このガブリエルズ・オーボエという曲はとても素敵な音楽で、いろんな楽器でカバーされています。

 

そこから映画音楽、なかでもエンニオ・モリコーネの曲にハマっていきました。

 

なかでも「海の上のピアニスト」の中で主役のピアニストが弾く「愛を奏でて」という曲が一番好きで、実は昨年のピアノの発表会で私は演奏しました。

恥ずかしいくらいヘタクソでしたが(笑)

 

でも、ここのメロディと和音を弾くたびに毎回ゾクゾクっと心が揺さぶられ感動するのです。

 

 

さらにニューシネマ・パラダイス「愛のテーマ」もバイオリニストのおじ様と一緒に演奏させていただきました。

それも私のピアノがひどく、申し訳なかったです。

 

ドドレレミファファソソララシ…とエンドレスに続く12音。

 

その組み合わせだけでこの世の中に無限の音楽ができています。

最近はAI(人工知能)が作曲したりもしているようで、エンニオ・モリコーネ風に作ろうと思えば作れるでしょう。

 

でも人間、誰であっても唯一無二。

 

もっとたくさん聴きたかったな、エンニオ・モリコーネ。

 

最近、著名人が何人も亡くなって、ショックを受けている方も多いと思います。私もそうです。

しかし、この新型コロナウイルス感染症の影響が続くなか、このような著名人が残してくれた音楽や絵画などの芸術、すばらしい映画、ドラマなどを観て、人間ならではの「感動する心」を忘れないようにしたいと思います。

勢島 英

台風9号&10号、皆さまご無事でしたでしょうか?

「100年に一度」とか「経験したことがない」とか言われて恐怖がさらに増しましたが、その分、飛びそうなものを中に入れたり、窓にテープを貼ったりと、防災の意識が強まった方も多かったのではないかと思います。

我が家も窓にテープや段ボールを貼り備えましたが、もし家族が寝ている間に物が飛んできて窓が割れたら大けがをしてしまうと思って、妻子が寝ているそばで私は一人テレビを観ながら起きていました。

台風の最接近は明け方。徹夜なんて、大学時代のオールナイト・カラオケや、大学院のときの日内リズムの研究の時くらいしかしたことがありません。

どうすれば起きていられるかと考え思いついたのが、テレビドラマ「半沢直樹」。

録画をしたものの、まだ1話も観ていなかったので、これを機にぶっ続けで観ました。第1話~7話。計7時間弱でしょうか。台風最接近の4時~5時頃、「半沢直樹」もとても面白く興奮したのですが、風が容赦なく窓を叩き、いつか割れるのではないかと恐怖を感じていました。一方で半沢直樹の登場人物のモノマネが上手なスタッフが当社にいますので、そのスタッフがどんなモノマネをしてくれるかな、なんてことも考えていました。

「半沢直樹」で印象的だったのが、剣道のシーンがいくつかあったことです。

半沢直樹のパソコンのパスワードが「ZANSIN(残心)」だったのもよかったですね。剣道での残心とは、面などを打ったあとでも相手の反撃に備え、気を抜かず構えることです。

まさにどんな時でも仕事で油断しない、半沢直樹の気概を感じます。

また、ある剣道のシーンでは、半沢の部下の森山が「一足一刀の間合いをとって 平常心で敵をみつめ 気剣体の一致を伴い 最後の一撃を与える」と言います。

なるほど。武道の心が、仕事や生き方に影響しているんですね。

と、熱く剣道を語っていますが、私は剣道をしたことはありません(笑)

子どもたちが習っているだけです。

なので、剣道についてもっと知ろうといろんな本を子どもたちと一緒に読んでいます。

まずは、剣道ブームになったという漫画「六三四の剣」(村上ともか)。そして小説では、小学生の剣道を書く「流星と稲妻」(落合由佳)や「まっしょうめん!」(あさだりん)、歴史ものでは、新選組の土方歳三を書いた「黒龍の柩」(北方謙三)、北辰一刀流の開祖である千葉周作を書いた「北斗の人」(司馬遼太郎)など。

 

そして私がとくに印象に残った本が「剣道に学ぶ」(栗原正治)です。剣道の歴史、基本動作、心構え等が丁寧に書いてあります。剣道の修練と自己形成。

剣道をやっていない私にとってもこの本はとても感銘を受けた本でした。

 

そうそう、忘れてはならない大人気のマンガ「鬼滅の刃(きめつのやいば)」(吾峠呼世晴)をご存じですか? ひたむきに純粋に人を思いやり鬼と闘う主人公・竈門炭治郎とその仲間たちがとても魅力的に描かれています。この本の影響で剣道を始めた子どもが増えたとか。

先ほどの「剣道を学ぶ」をうちの子たちにも伝えたくて、子どもたち用にWordで少し簡単にまとめ、フリガナをふり、そして鬼滅の刃のキャラクターの服の模様(今、ブームでこの模様のマスクを作ったりしている方もたくさんいるようです)を印刷し、本にしました。

いつまで剣道を続けるかわかりませんが、剣道の一つ一つの所作の意味を、そして自己形成の心理を、子どもたちが少しでも感じてくれればと思います。

 

「誰であっても必ず負けます。負けたくないために、醜い姿勢はとれません。負けるときも美しい姿のまま、美しく散れればそれでいい。」   「剣道に学ぶ」より

勢島 英

ある日、普段通り私たちが仕事をしていると、急にポビドンヨードを求める問い合わせが相次ぎました。

 

これは何かあると思って調べると、どうやら大阪府知事が、「ポビドンヨードが新型コロナウイルス感染症に効果がある」というようなことを言っていたらしい。

 

これが本当なら、とてもうれしいことです。まだ特効薬もワクチンもないのですから。

 

ただ我々薬剤師は、医薬品という多くの化学合成物質を取り扱う以上、安易にそれを信じて販売するわけにはいきません。

もっとも、その日のうちにポビドンヨードは薬局でも入荷すらできなくなったのですが。

 

その真偽は現時点ではまだ何とも言えませんが、ポビドンヨードも医薬品であり、例えば甲状腺疾患がある方が使うと良くない場合もありますので、気になることがありましたらかかりつけの薬局に相談していただきたいと思います。

 

影響力のある方が発する言葉はこんなに人を動かすものか、と改めて驚かされます。

 

10年以上前、みのもんたさんのテレビ番組で「焼いたバナナが身体にいい!」と言っていたらしく、その翌日にスーパーに行くとバナナがまったくなかったという記憶を思い出しました。今回の場合は、命にも関わる感染症のことなので、なおさらでしょう。

 

 

さて、実は先月、プロ野球のソフトバンクホークスvs楽天イーグルス戦のチケットを頂いたので応援に行ってきました。

 

 

久しぶりのドーム。今は「PayPayドーム」。なんか名前が気が抜ける、と思いましたが、行ってみれば意外と気にならず。

 

今回は観客を5000人とした試合。

 

まずチケットの引き換え。その横で何やら列ができている。
スタッフの方に尋ねると、QRコードを読み込むか専用のアプリを入れて、今回の個人情報の登録をしなければならず、その登録の確認を入り口で見せないとドームの中に入れないとのこと。

 

なるほど、もし新型コロナ感染者が出た場合に濃厚接触者が分かるようにしているんですね。ちょっと面倒だけどしょうがない。

 

QRコードかアプリではなく専用の紙に書いて出してもよく、その列ができていました。

 

それから個人情報登録確認のメールを見せ、サーモグラフィーカメラの前を通り、荷物チェックを受け、中へ。
飲食物は外部から持って入ってはいけないらしい。

 

中では、飲食物のお店は結構閉まっており、閑散としていました。
売り子さんもいません。

 

席はなんと、同行者とも6席くらい空けて座らなければなりませんでした。
だから試合中も話声はほとんどなし。もちろんマスクも着用。

 

ヒットを打っても「パチパチパチ」と拍手のみ。ちょっと寂しい。

 

ホークスの攻撃の時は応援団?の録音みたいなのが流れ、不思議な感じでした。
楽天の攻撃の時はその音はありませんでした。

 

相手チームの時も流してあげた方が、ホークスのピッチャーのためにもいいんじゃないかなとも思うくらい「シーン・・・」としていました。

 

 

ただ、この日の石川柊太投手は神がかっていましたね。

 

4回まで相手打者12人に対して、10三振。

 

現地の観衆の反応はというと、「ザワザワ」。

 

なんかものすごいものを見ているようで、信じられない感じ。

 

本当はもっと「ウォーッ」と叫びたかったのですが(笑)

 

それと、一回裏、ギータこと柳田選手の弾道の低いホームラン。

 

これも「ザワザワ」。

 

えっ?何が起こったの?

 

なんであの弾道でホームランになるの?

 

皆、ソーシャルディスタンスで席が離れており、大声も出してはいけないことになっていたので、ドーム全体がザワザワしていました(笑)

 

PayPayドームから外に出る時、スタッフの方々が出口に並んで、「ありがとうございました!」とお客さんに頭を深く下げ、お辞儀をしていました。

 

ひいきチームの勝利、ボールがミットにバチンッと入る音、グシャッとバットが折れる音、いろんな感動がありましたが、その日なによりも感動したのは、その出口のスタッフの方々の「ありがとう」という感謝の言葉でした。

 

お客さんを再び入れるために、どれだけ大変だったことでしょう。

 

こちらこそ、感動をありがとう。

 

早く満員の応援の中、野球が見たい。たくさんの声援の中、選手にプレイしてもらいたい。

他のスポーツも、オリンピックも。

 

三密やら、ソーシャルディスタンスやら、新しい生活様式やら、まるで流行語大賞のようにしきりに使われている今日この頃。いい加減、聞き飽きました。

 

もうみんなわかっている。

 

それでも言い続けなければならない。

 

それは、自分を守るため、家族や友人を守るため、世界を守るため。

 

松田聖子さんの「瑠璃色の地球」の歌詞が、ものすごく沁みます。

 

勢島 英

娘から、「パパ、この本面白いから読んでみて!」と渡された本「ニュートン」のマンガの伝記。

 

どうやら図書館から借りてきた本らしい。

 

『学習漫画 世界の伝記 ニュートン(集英社)』

 

 

監修は東京大学名誉教授 竹内均さん。おおっ!雑誌「Newton」の初代編集長じゃないですか!

 

アイザック=ニュートン。

 

フルネームはともかく、ニュートンという名前は多くの人が知っていると思います。

 

では、何を発見した人?

 

私は恥ずかしながら、ずっと「引力」を発見した人だと思っていました。
リンゴが木から落ちるのを見て…というのはあまりにも有名なエピソード。

 

しかし、正確には違いました。

 

「引力」の概念はその頃はもう広がっていたようで、ニュートンが疑問に思ったのは「リンゴは木から落ちるのに、なんで月は落ちてこないんだろう」ということ。

 

そこからの研究で質量があるものにはすべて引力があるという「万有引力」を発見したのです(リンゴが木から落ちたのを見て~というエピソードは諸説あるようです)。

 

ニュートンの発見はその他にもいろいろあるのですが、それはさておき、今回こうして書きたいことは違うところです。

 

1665年頃、「ペスト」という病気がイギリスで流行していました。1300年代に大流行したときはヨーロッパの人口の3分の1が亡くなったといわれる感染症です。

 

ニュートンはこの時期、学校が休校になったので田舎に帰ります。

 

そこでの約2年間、一人で勉強を続け、「万有引力」や「微分積分」などを発見するのです。

 

ニュートンは「この2年間、独創力という面で、生涯最高の時」と言っていたそうです。

 

そう、「ステイホーム」から世紀の大発見をした。

 

私たちは医療職なので緊急事態宣言が出されている期間も仕事がありましたが、子どもたちは長い長い休校期間がありました。

 

日本の大学の薬学部は6年間のうち、2.5か月間ずつ薬局と病院での実習があります。

 

当局にも実習生が来ておりましたが、緊急事態宣言が出たことで約1か月半中断になりました。

 

子どもたちや学生さんたちはこのステイホーム期間、何を学び、何を感じたでしょう。

 

ペスト時のニュートンの2年間に比べれば、今回のステイホーム期間は短かったかもしれません。

 

今回のこの期間も、歴史的な期間です。

 

生きるのに必死だった。そんな方もたくさんいたはずです。

 

外に出ることができない中での仕事、家事、勉強、遊びなど、多くの方がストレスフルな生活を送っていたのではないでしょうか。

 

ニュートンのように研究に打ち込める環境を得た人は稀だとは思います。

 

しかしそれでも、子どもたちや学生さんたちは、たとえ自分では気づかなくてもなにか大きな影響を受けている、そんな期間だったと思います。

 

緊急事態宣言解除後、学生実習も再開し、子どもたちの新学期も始まりました。

 

でも薬局にいると、最近、子どもから大人まで、すべての年代で精神的に体調を崩している方が増えたような気がします。

 

さらに追い打ちをかける大雨による災害。

 

家族や友人のちょっとした異変に気づいたら、かかりつけ医やかかりつけ薬局にご相談いただければと思います。

 

 

2019年、新しい日本のお札が発表されました。

 

なんの因果か、1000円札の新しい「顔」は、“北里柴三郎”

 

ペスト菌の研究で、多大な貢献をされた方です。

 

この新しいお札が世に出回るのは2024年頃。その頃には、どんな世の中なっているでしょう。

 

 

我が家の子どもたちが読む本はなるべく目を通すようにしていますが、中でも伝記や歴史に関する本はできるだけ読むようにしています。どんな歴史であれ、それが今につながっているのですから。

子ども用の「日本の歴史」や「世界の歴史」のマンガは昔からありますが、数年後、この新型コロナウイルス感染症はどのように書かれるのでしょう。

それは全く未知で、その1ページ1ページを、今私たち、世界の人々が作っているのです。

 

やさしい薬局 勢島 英

 

 

 

追記

 

自分がいかに真理の前では無知であるか。

 

ニュートンは亡くなる前にこんなことを言ったそうです。

 

「世間がわたしをどうみているのか知らないが、
わたしは自分を波打ち際で遊ぶひとりの子どもにすぎないと思っている。
真理という大きな海はいまだ発見されないまま目の前に果てしなく広がっているというのに、
わたしはときおり美しい貝殻や小石を見つけては無邪気に遊んでいる。」

 

学習漫画 世界の伝記 ニュートン(集英社)より

 

方丈記を読みました。

 

「ゆく川の流れは絶えずして、しかももとの水にあらず。」

 

 

 

薄い!

 

 

 

しかもその中の本文(現代訳)はこれだけです!残りは訳者のエッセイと原文。

 

 

でも、鴨長明さん。

 

よくぞこの手記を残してくれた。

だって800年以上前ですよ。

 

その当時のことを、ただ「〇〇年 △△があった。」という記録だけではなく、ある一人の日本人が当時の状況を自分の気持ちを含めて書き残してくれているのですから。

 

地震、竜巻、洪水などの天災。そしてそれが招いた火事や飢饉により大勢が亡くなった。その時の心情まで書いてある。

 

災害や、いつか必ず訪れる死に対して、権力があろうがなかろうが、お金があろうがなかろうが、鴨長明の「自分らしく」生きようという気持ちが感じられました。

 

しかも、なんか「決意!」という感じではなく、少し緩い感じ(笑)

 

そんな時、先日テレビの「情熱大陸」で所ジョージさんの特集がありました。

ほとんどが以前の再放送のような感じでしたが、なんか所さんと鴨長明が重なりました。

 

所さんのように自分らしく生きる。

 

そりゃ、テレビの中の所さんしか知りませんからわかりませんけど。

 

でも、テレビの中の所さんはとても眩しく、私も「もっと自分らしく生きてみようかな」なんて思ったわけです。

 

いろんな葛藤があっても「自分らしく」生きる。

 

 

 

「方丈記」を読んで。

 

何百年経とうが人間の本質は変わらないのではないか。

 

だからこそ自分たちは歴史から学ばないといけないのではないか。

 

 

私の大好きな福岡伸一さんの本「動的平衡」。

 

人間の細胞だって、「ゆく川の流れは絶えずして~」と同じく、同じように見えて日々変わっており、動的に平衡が保たれている。

 

ガラパゴス化なんていうけれど、ガラパゴス諸島の人々や生物だって環境とともに変化をしているそうです。

 

 

新型コロナウイルス感染症の影響で環境は一変しました。

 

これからは、この環境変化に順応しつつ、いかに「自分らしさ」を保てるか。

 

私たち薬局も、「らしさ」を残しつつ、いかに順応し、変化していくか。

それがこれからの課題になりそうです。

 

 

久しぶりに愛楽器を吹いてみました。

 

アルトサックス ビッフェ・クランポン「プレスティージュ」。

 

 

以前のような音は出なかったけど、20年以上、人生を共に歩んできたこの楽器が、ちょっと自分らしさを思い出させてくれそうな、そんな気がしました。

 

勢島 英

今、病院では電話受診やオンライン受診なども始まっています。

薬も郵送したり、配達したり、近隣の薬局で受け取ったりすることもできます。

 

タクシー業界は稼働台数を減らしているところもあるようで、タクシーで受診に来たものの、帰りのタクシーが手配できずずっと病院や薬局で待つ患者さんがいらっしゃいます。

 他にも病院に行くのに公共交通機関を使わないといけない方、慢性疾患で状態が安定している方など、早めに病院や薬局にご相談いただき、電話受診、オンライン受診を検討してみてはいかがでしょうか。

「早めに」というのは、お薬の郵送、配達には時間がかかる場合がありますし、電話受診、オンライン受診も病院によって対応が違うからです。

また、郵便局や運送会社の配達の方々も、通販等の配送過多で大変のようです。

ぜひご協力をよろしくお願いいたします。かかりつけの病院、薬局に一度、ご相談ください。

その際、薬剤師からも電話で体調や服薬状況、副作用の有無等を確認させていただきます。

 

 

 

最近、朝起きてまず思うのは、「ああ、症状は今日も出てない」

 

夜寝る前に思うのは、「今日も発症せずに一日が終わった」ということ。

 

毎朝、毎晩、それを思います。

 

新型コロナウイルス感染症「COVID-19

 

少しコンコンッと咳が出たりすると、感染したのでは?と不安になる。

 

おそらく、そんな方はたくさんいるのではないでしょうか。 

 

私たち薬局も特別な情報が入ってくるわけではなく、ニュースや新聞から情報を入手しています。おそらく、ほかの医療従事者の方々の多くは同じではないでしょうか。

 

同じ医療従事者として、最前線の新型コロナウイルスの症状が出ている人々の治療、看護にあたっている方々には本当に敬意と感謝しかありません。

 

地域のクリニックや、我々薬局も、いつ感染者が出るかわかりません。

 

でも、闘っているのは医療従事者だけではありません。

医療崩壊を防ごうと奮闘してくださっている行政の方々、仕事が思うようにできずに頭を悩ませている方々、この状況でも社会のために働いている方々、他にも日々変わりゆく方針に対応したり、子供たちの世話や心のケアをしたり、世界中皆闘っています。

 


もう何年も前になりますが、以前勤めていた病院で、院内感染が発生したことがありました。

全職員が集められ、その院内感染の説明と対策の話がありました。


その最後に、感染対策室の責任者である医師が、全職員にこう言いました。

 

「皆さん、手を洗ってください!」

 

涙を流しながら大きな声で。

 

衝撃でした。医療従事者なら清潔にするのは当たり前。でも、それでも、どうにかこの感染を抑えたい!手を洗ってくれ!とみんなに呼びかける医師。

その光景は今も脳裏に焼き付いています。

 

私たちは今できること、やるべきことやりましょう。

 

ラジオでは、いろんなDJの方々が、リスナーをたくさん笑顔にしようと頑張ってくれています。

 

たまにはちょっとラジオを流してみるのもどうでしょう?

 

飲食業界では、「福岡博多テイクアウト応援プロジェクト」というのがあるようです。


ホームページを見てみると、和洋中や自宅近くなどでテイクアウトができる店を調べることができて、参考になります。

 

ぜひ活用したいですね。電話して予約して、時間を決めて受け取りに行けば、感染のリスクは少ないのではいでしょうか。


美味しい料理。新しい味の発見。よく食べていた懐かしい味。鬱々とした日々に彩りを与えてくれるのでは。


先日、ある方からテイクアウトの差し入れをいただきました。


頑張ってください!という一言が身に沁みます。

 

 

『アシェット・ド・マコ』さんのテイクアウトのお弁当。やさしい味で、とても美味しかったです!

 

福岡にも新型コロナウイルスの感染者が増えてきたころ、いつもお世話になっている理容店の店長が、「勢島さん、医療従事者で大変だろうから、これをあげるよ」とマスクをくださいました。涙が出そうでした。

 

ありがたくいただき、どうしても必要な時に使わせてもらおうと取っておきました。

 

しかし、今理容店も大変な状況。いただいたマスクを先日そのままお返ししてきました。
でも、マスク以上に、この店長の温かい気持ちが、今私たちには必要なんだと実感しました。  

 

先日、仕事から帰ると、妻が「冷蔵庫開けたときに、つい吹き出すかもしれんけん、気を付けてね。」と言ってきました。

 

そこで、冷蔵庫を開けてみると、、、

 

「プッ!」

 

妻の狙い通り、思わず吹き出してしまいました。

 

それがこれ。

 

 

 

 

 

炭酸水です()

 

今のこの状況で、この小さな喜び。

 

美味しいものを食べたり、面白いテレビを観たりラジオを聴いたり、人のやさしさを感じたり、普段当たり前と思っていることに改めて感謝したり。

 

小さな喜びを積み重ねましょう。

 

うちの子どもたちも毎日勉強し(少しだけ)、竹刀を振り、ピアノの練習をしています。


頑張っていれば、次に先生方に会ったときに、きっと先生方、喜ぶよ。

非常時にこそ人間性が問われる。

薬局でも、こんな時だからこそ、冷静に今やるべきことをやり、笑顔で接していきたいと思っています。

 

勢島 英

 

最近、原田マハさんの本が好きです。

もと美術館のキュレーターである原田マハさん。

絵画を題材にした小説も多く、「楽園のキャンバス」はとても面白かった。

 原田マハ「たゆたえども沈まず」はゴッホが題材で、
当薬局でお世話になっている「脳若トレーニング」の株式会社サムライト光岡眞里社長のメルマガにも紹介されていましたので、私もそれにつられて読んでいるところです。

 

さて2月初旬、息子の習い事の関係で太宰府に行く用事があったので、
娘と二人で九州国立博物館に行ってきました。

そこでは「フランス絵画の精華 ルネ・ユイグのまなざし」という特別展が開催中でした。
小学一年生にはまだ早いかな、とも思いましたが、
この時期にどんな印象を受けるかなという興味もあり、思い切って連れて行くことにしました。
感染症に注意する時期ですし、人が多いところはあまり好きではないので、
早く行き、開場と同時に入館。

 雨、寒さ、朝一番、というのもあり、人は少なかったので、ゆっくり鑑賞することができました。

 といっても、私は絵のことなんてさっぱりわかりません。

好きな画家は?
と尋ねられたら「フェルメール」と答えますが(そんな質問されたこともありませんが)、
フェルメール作品も実際に見たことはなく、
ただフェルメールについての本を読んだことがあって、とても興味を持っただけです。

 

 

娘とともに、静謐な空間へ入り、絵を見る。

 

解説は読まず、娘ともほとんど言葉を交わさずに、見る。

 

娘には面白くないかな、とも思って、小さな手を引こうとすると、ちょっとした抵抗感。

 

ああ、もう少し見たいのかな、と思い、もうしばらくその絵を見る。

 

 やっぱり写真とは違い、本物の絵はすごい。

  

実際に目の前で見ると、いつまでも見ていたいような、不思議な感覚に陥ります。

 

洋服の「赤」色だけ見ても、この「赤」ってなんなのだろう?と。
これをただ「赤」とひとくくりに言っていいのだろうか、と思うくらい、不思議な「赤」。

 

なんか未知のものを見たような、とても良い体験でした。

 

写真OKの絵があったので、パシャリ。

娘が「私も描いてみたいな~」とボソッと言っていました。

 

なにか心に残ったのでしょう。

 

常設展示では、壺や刀などがあり、そちらにも興味を惹かれたのですが、
さすがに娘は疲れたようで、早く出ようと急かされました(笑)

 

帰りにはがんばっている息子たちや朝早くから準備してくれた保護者の方々に梅ヶ枝餅を差し入れ。
太宰府天満宮での参拝は、昼前はかなり人が多かったのでまたの機会にしました。

 

 

数百年もの間、ヒトが研究し、技術を磨き、機械を開発し、環境を作り、
膨大な努力で守ってきたこれらの絵画。

 

ちょっと足を延ばしてでも見る価値はあるんじゃないかな、と思いました。

 

ただ新型コロナウイルス感染症の影響で、九州国立博物館も休館中。

 

またこのような芸術を楽しむという、穏やかな日常が戻るのでしょうか。

 

 

見えないウイルスの恐怖との闘い。

 

薬局にも特別な情報は入ってきませんが、
私たちがまず冷静に、正しい情報を収集しなければならないと思っています。

 

薬局でもマスクや消毒液の問い合わせは多いですが、入荷ができず、入荷の目処も立たず、
「申し訳ありません」と頭を下げるしかありません。

 

ただ、例えばマスクをお求めになるその方の年齢や環境、
また花粉症なのか、重篤な疾患があるのか、その方の状況を聞いて、
何かできる対策を一緒に考えることも私たち薬局薬剤師の務めだと思っています。

 

そして一日でも早い収束と感染者の回復を祈りつつ、
手洗い、うがい、マスク、咳エチケット等、できることをする。

 

東日本大震災から9年が経ちました。
まだ大学病院で働いていたころ、
仕事中に病院の待合室のテレビに映っていた想像を絶する津波の光景に足を止めた。
あの衝撃を忘れることはないでしょう。

 

ラジオのコメンテーターの方がこう言っていました。

 

新型コロナウイルス感染症の危機に晒されているこの状況、
東日本大震災当時と違うのは、「絆」が足りないということ。

 

この国難を、なんとか乗り越えねば。

 

勢島 英

 

かかりつけ薬局」、「かかりつけ薬剤師という言葉を聞いたことがありますか?

 

「レストランやパン屋さんに“行きつけ”があるように、薬局にも“かかりつけ”という考え方があります。利用する薬局を一つに決め、かかりつけ薬局にしておくと、調剤時だけでなく、体にやさしいサプリや食事など健康づくりの面でも心強い存在になります。」

 

 通常、院外処方せんはどこの薬局に持って行っても構いません。いつもの「かかりつけ薬局」に持って行くことで、その薬局はあなたの薬の内容、副作用、アレルギー等を把握していますので、スムーズに、安心して薬をもらうことができます。

 

また、大病院等ではFAXコーナーがあり、処方せんをかかりつけ薬局にFAXすることで、あらかじめ薬局で薬を準備しておくことができます。薬局に在庫がない薬でも、患者様が薬局に向かっている間に準備できる場合もありますので、ぜひご活用ください。

 

最近では、スマホに「電子お薬手帳」というアプリを入れることで、お薬手帳の替わりにもなります。当局(セジマ調剤薬局、調剤薬局ウエル、やさしい薬局)が使用しているアプリは「CARADA(カラダ)」という無料アプリです。

 

これを入れて、薬局を登録することで、当局に処方せんを持参された場合は自動で患者様のスマホに今回の薬が登録されます。
また、このアプリで処方せんの写真を撮って薬局に送信することで、FAXコーナーの代わりにもなります。

詳しくは薬局スタッフまでお尋ねください。

※他の電子お薬手帳アプリでもバーコードを読み込むことで薬の登録はできます。

 

 

そして、かかりつけ薬剤師という制度もあります。

 

かかりつけ薬剤師は一言でいうと、「あなたの担当薬剤師」です。

 

毎回、同じ薬剤師が担当いたします(不在の時のみ、他の薬剤師が担当します)。
薬の飲み合わせや副作用の相談、健康食品や市販薬、夜間対応、電話相談等、患者様に合わせた対応を担当薬剤師が行います。
少し費用は掛かりますが、ご興味がある方はぜひご相談ください。

 

かかりつけ薬剤師を選べるのは、他の薬局も含めて1名のみです。
もちろん変更したい場合は変更も可能です。
かかりつけ薬剤師を決めたからといって、他の薬局に行ってはいけないわけではありません。

 

もし、あなたの信頼できる薬剤師が見つかりましたら、「かかりつけ薬剤師」をぜひご検討ください。

 

コロナウイルスが猛威を奮っています。

 

我々医療従事者でも、はっきりとした情報はわかりません。

 

「マスクはこれだけしかないのか」と先日マスクを求めて来局されたお客様が肩を落とされていましたが、
薬局でも入荷ができなくなってきています。

 

用事がなければ人の多いところを避け、手洗いをし、乾燥しないように加湿し、
咳、くしゃみをするときはハンカチで抑える(とっさの時は袖などで抑える)こと。

 

できることをやるしかありません。

 

毎日毎日、武漢の方々の無事を祈り、発症してしまった各国の方々の無事を祈り、
いろんな情報が飛び交う中、冷静に状況を見極めていくしかないのです。

 

 

「笑う」と免疫力が高くなるといいます。

 

 

コロナウイルスの話題や、世界的バスケットボールプレイヤーだったコービー・ブライアントさんを含む
数名の方がヘリコプターの墜落で亡くなったことなど、
毎日多くの悲しいニュースが溢れていますが、
笑顔になれるニュースも見ましょう。
笑顔になれることを探しましょう。

 

 

それも一人一人が今できることの一つかもしれません。

 

 

私が好きな歌に、いつか姉から教えてもらった「Smile」という歌があります。
もともとはチャップリンの映画「モダンタイムズ」の曲。
それに歌詞をつけてナット・キング・コールが歌い、
それからエルビス・コステロ、マイケル・ジャクソン等、
様々なミュージシャンがカバーしている名曲です。

 

 

さて、いろんなカバーがありますが、私が特に好きなのはnoonさんの「Smile」です。

 

歌声やアレンジももちろん好きなのですが、びっくりしたのが歌詞カード。

 

Smileは英語の歌ですので、CDに日本語の和訳が付いていました。

 

Smileの歌の和訳としては、「笑って」とか「微笑んで」とかがよくありますが、
このnoonさんのSmileの歌詞カードを見ると、

 

「にっこり笑って」

 

と書いてありました。

 

歌っている英語の歌詞は皆同じ。

 

でも、和訳が「にっこり笑って」となっているだけで、noonさんのやさしい歌声、曲がスーッと心に入ってくるように感じます。

 

You’ll find that life is still worthwhile

If you’ll just smile

人生はまだ捨てたものじゃないって気づくでしょう

にっこり笑ってみるだけで

 

 

少しでも皆様がにっこり笑えますように。

 

勢島 英

※注意:笑うことでコロナウイルスの感染を防げるわけではありません。

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