セジマ薬局 やさしい薬局イメージ1 セジマ薬局 やさしい薬局イメージ2 セジマ薬局 やさしい薬局イメージ3 セジマ薬局 やさしい薬局イメージ4 セジマ薬局 やさしい薬局イメージ5

福岡・小郡のやさしい調剤薬局

九州北部の梅雨明けとなりました。

 

昼間はうだるような暑さで、夜は気温が下がらず寝苦しい夜が続いています。

 

年々、冷房に頼る日が増えてきていて、温暖化(と電気代)の恐ろしさを肌で感じています。

 

 

夏は“心”の働きが活発になります。
“心”は血液を体中に運ぶ役割のほか、思考・判断などの精神面の働きも担っています。
“心”が働きすぎると、顔面紅潮、熱感、発汗などがあらわれてきます。
発汗により体の水分が奪われ、動悸、寝つきの悪さ、不眠、イライラ、なども起きてきます。
水分を補うもの、熱を冷ますものを摂るといいでしょう。

 

 

水分を補い、熱を冷ますもの → レタス、トマト、キュウリ、リンゴ、キウイ、
グレープフルーツ、バナナ、梨、スイカ、豆腐、小豆、緑豆、魚介・海藻類

 

 

苦味のある食材は体を冷やし、“心”を助ける働きももっています。
ゴーヤ、レタス、ごぼう、魚の内臓、緑茶、紅茶、コーヒーなどを適量摂るのもいいでしょう。

 

 

ただ、冷たいものを摂る機会が増えると、“脾(消化器官)”が冷えて消化不良を起こし、
夏バテの原因にもなってしまいます。
もともと冷え性の方も、量に注意が必要です。
“脾”を助けるものを摂り、涼しい環境ではできるだけ温かいものを選ぶといいでしょう。

 

 

 

 “脾”を助けるもの → 穀類、豆類、野菜、肉や魚

 

 

一日中家の中で過ごしていたいくらいですが、汗をかくことを忘れてしまうし、
筋力も落ちてしまいます。
ショッピングモールを早歩きしたり、動画を見ながら家で運動したり、
自分が楽しめる運動習慣ができるといいですね。

 

・・そういう私は運動が苦手で極力やりたくないので、
最寄りのスーパーに歩いて買い物に行くか、
涼しい室内で動画を見ながらダンスやストレッチをしようと思っています。

 

薬膳アドバイザー 勢島智子

九州北部も梅雨入りしました。週間天気予報でも、これから雨の日が続くようです。

 

 

梅雨の季節は“脾(消化器官)”の働きが活発になります。
“脾”は湿気を嫌うため、外の湿気と体の中の“湿”により、
“脾”が働きにくくならないようにしないといけません。
体の“湿”とは、水分代謝がうまくいかずに溜まった老廃物のことです。
味の濃いものや脂っこいもの、小麦、肉は“湿”がたまりやすいので、適量を摂りましょう。

 

 

 

辛いものは発散(湿を飛ばす)させる作用があり、発汗することで“湿”を除くことができます。
そして香りのあるものは、めぐりを良くして、“湿”を除いてくれます。

 

 

 

発散するもの → 生姜、ネギ、紫蘇、香菜、ミョウガ、三つ葉

 

 

 

“気”のめぐりをよくするもの → 紫蘇、玉ねぎ、みかん、山椒、ジャスミン、香菜

 

 

 

熱をとり“湿”を除くもの → セロリ、キャベツ、豆もやし、レタス、レモン、あおさ、
アサリ、昆布、しじみ、海苔、もずく、わかめ、プーアール茶

 

 

利尿作用により“湿”を除くもの → 大麦、ハト麦、豆類、カカオ、落花生、きゅうり、
クレソン、香菜、セリ、チシャ、冬瓜、とうもろこし、白菜、スイカ、すもも、ぶどう、
メロン、スズキ、鴨肉、ウーロン茶、紅茶、コーヒー、緑茶

 

 

 

“脾”が弱ると、食欲不振、消化不良、胃もたれ、下痢、などの症状がみられます。
そのほかにも、水分代謝がうまくいかなくなることで、体の重だるさ、むくみ、
疲労感などもでてきます。冷たいものは体を冷やし、消化機能を弱らせてしまうので、
温かいものや“脾”を助けるものを摂りましょう。

 

 

 

“脾”を助けるもの → 穀類、いも類、豆類、野菜、オレンジ、りんご、
イワシ、スズキ、タイ、ブリ、牛肉、鴨肉、卵

 

 

 

雨が続くと気分もどんよりしてしまいますが、屋内で楽しめる場所やおうち時間を楽しみたいですね。

 

 

薬膳アドバイザー 勢島智子

 

日も長くなってきて、桜の木にも小さなつぼみが見えるようになってきました。
朝晩はまだ気温が下がりますが、昼間は暖かい日が増えました。

 

春は“肝”の働きが活発になります。
“肝”は栄養分の代謝や貯蔵、解毒を担っています。
冬眠から目覚める動物や植物のように、人の体も冬の間にためこんだ老廃物を、
春を迎えるとともに外に出そうとします。
“瘀血(血がドロドロしている状態)”があると、高血圧やアレルギー症状などが起きやすくなります。
“気(生命エネルギー)”、“血(栄養分)”をのびやかに全身に回せるよう、
滞りのない状態にしておくことが大切です。

 

 

“気”をめぐらせる → 柑橘系、紫蘇、などの香りのよい野菜

“血”の循環を良くする → 黒豆、黒ゴマ、黒砂糖、納豆、カカオ、栗、オクラ、菊花、クレソン、
セロリ、玉ねぎ、青梗菜、ナス、菜の花、ニラ、パセリ、ふき、三つ葉、レタス、レンコン、ベリー類、
いわし、うなぎ、鮭、鯖、ししゃも、牛肉、柑橘類

 

 

 

“肝”の“気”は上へ上へと向かっていくので、
“肝”が働きすぎているときは頭痛、のぼせ、めまい、精神不安、鼻づまり、のどの痛みなど
上半身に症状があらわれやすくなります。
そんなときは“肝”の高ぶりを抑えるものを摂るといいでしょう。

 

 

 

“肝”を抑える → 菊花、クレソン、せり、セロリ、トマト、ピーマン、穴子

 

 

 

ストレスに弱いので、年度の変わる慌ただしいときや新しい環境に身を置いたときなどに傷みやすくなります。
“肝”を助けるものを摂りましょう。
また、“肝”が疲れると“脾(消化を担う)”も疲れてしまうので、
“脾”を助ける食べものも摂りましょう。

 

 

 

“肝”を助ける → ナッツ類、枝豆、キクラゲ、シメジ、人参、ホウレンソウ、
レタス、プルーン、シジミ・アサリなどの魚介類、肉類、卵

 

 

“脾”を助ける → 穀類、いも類、豆類、野菜類、オレンジ、りんご、
イワシ、スズキ、タイ、ブリ、牛肉、鴨肉、卵

 

 

 

暖冬ではありましたが、やはり春の陽気は別物ですね。
花粉症のある身としては全力で楽しめないのが残念ですが・・・。
明るい陽射しに、色とりどりの花が咲き始めます。とても楽しみです。

薬膳アドバイザー 勢島智子

2023年11月21日、第3回宝台健康アカデミーを実施しました。

 

 

今回は、福岡大学薬学部の小野和彦先生と、管理栄養士である私から

 

「今日から実践!体が“コゲない”食べ方のコツ!」

 

という題でお話させていただきました。

 

 

AGEs(終末糖化産物)という言葉をご存じでしょうか?

 

AGEsとは、
たんぱく質と糖が熱によって結びつく糖化反応によって生成される老化促進物質の一つです。

 

糖化反応というとあまりピンとこないかもしれませんが、

 

トーストした食パンや、こんがり焼けたホットケーキ、
唐揚げなどイメージしていただくと分かりやすいかもしれません。

 

熱を加え、こんがりときつね色になるのが糖化反応によるものです。

 

食べ物における糖化反応というのは、料理を美味しくしてくれ、メリットも多い反応でもあるのですが、

 

これと同じことが私たちの体で起こると、そうはいきません。

 

体の中の余分な糖が原因となりAGEsが作り出されると、
肌や髪、骨、血管など全身の老化を促進させ様々な疾患の原因になってしまうのです。

 

 

 

今回の健康アカデミーでは、これまでの健康チェックに加え、
指先で測るAGEs測定も皆様にやっていただきました。

 

 

私、管理栄養士からは、AGEsを溜めない食事についてお話させていただきました。

 

 

AGEsを多く含むものを摂りすぎないようにする、いうことも大事なのですが、

 

 

血糖値というのもポイントになりますので、

 

 

血糖値を急上昇させない食べ方などについてもお話しました。

 

 

 

 

AGEs測定では、素晴らしい結果が出た方もおられ、

 

 

思わず、「元気の秘訣をぜひ教えてください!」とお声掛けしてしまいました。

 

 

管理栄養士として、アドバイスさせていただく立場ではありますが、

 

 

皆様から教えていただくことも本当に多いです。

 

 

食事のことに限らず、皆様と顔を合わせて色々なお話ができること、

 

私にとっても楽しい時間になっています。

 

 

そういえば、栄養士があんなこと言ってたな、と少しでも思い出していただければなによりです。

 

 

今回もオリーブ薬局の皆様、UR都市機構の皆様、福岡大学の先生方と一緒に楽しく実施できました。

 

 

 

そして、福岡大学薬学部の学生さんたちも手伝いにきてくれて、本当に感謝しています!

 

管理栄養士 園木


今年も暖かい冬で始まりましたが、徐々に気温も下がってくるようです。
例年より早い時期から、インフルエンザなどの感染症が流行しています。
いつもの手洗いうがいを心がけて、元気に過ごしたいものです。

 

 

冬は“腎”の働きが活発になります。
“腎”は水分代謝に関わっています。
“腎”が弱ってくると、頻尿、尿もれ、膀胱炎、むくみ、手足の冷え、
皮膚の乾燥・かゆみ、などが起こります。

 

 

また“腎”は、成長・発育・老化などに関わるエネルギーを蓄えていて、
各臓器に送り出す役割もしています。
腰痛、難聴、耳鳴り、白髪、抜け毛、物忘れ、などの症状に気を付けましょう。
寒さが“腎”を弱めてしまうので、
食べるものは体を温めるものや血流を良くするものを摂るといいでしょう。

 

 

体を温めるもの → 穀類、いも類、豆類、野菜類、魚介類、肉類

 

血をめぐらせて血流を良くするもの → クランベリー、ブルーベリー、プルーン、
                   玉ねぎ、ピーマン、かんきつ類、カジキマグロ、鮭

 

“腎”を助けるもの → 黒米、栗、黒ゴマ、枝豆、カリフラワー、キャベツ、ごぼう、
          どんこ、ブロッコリー、マッシュルーム、プルーン、ブルーベリー、
          うなぎ、えび、すずき、ししゃも、鯛、かつお、鶏肉、豚肉

 

 

 

クリスマスにはチキンやケーキ、大みそかにはお蕎麦、お正月にはおせちやお雑煮など、
行事やそれぞれの家の特別な食事も、この時期の楽しみのひとつです。
暴飲暴食には気を付けて、体の調子が傾いてると感じたらちょっと立て直して、過ごせるといいですね。

 

薬膳アドバイザー 勢島智子

9月に入り、朝晩涼しくなってきました。日が落ちるのもだんだん早くなっています。
お昼間は30度を超える日もあるので、まだしばらくは暑さへの対応が必要です。

 

 

秋は“肺”の働きが活発になります。
“肺”は呼吸を担っていますが、それ以外に、“気(生命エネルギー)”をめぐらせたり、
“水(血液以外の水分)”を体全体に行きわたらせたりする役割があります。
秋の乾燥した空気は、口や鼻、内臓にまで影響し、
のどの痛み、咳、鼻水、便秘、腹痛、また皮膚や頭髪の乾燥などの症状も出やすくなります。
鼻やのどの免疫機能も低下するため、細菌やウイルス感染も起こしやすい状態になってしまいます。
水分を補い、肺を潤す食べものを摂るといいでしょう。

 

 

体の水分を補う → さとうきび、水あめ、豆乳、豆腐、オクラ、きゅうり、白キクラゲ、
ズッキーニ、冬瓜、トマト、れんこん、イチジク、梨、桃、りんご、レモン、鴨肉、
牛乳、ヨーグルト、プーアール茶、緑茶

 

 

肺を潤す → 山芋、ナッツ類、白キクラゲ、ゆり根、れんこん、イチジク、梨、バナナ、りんご

 

 

また、冬に向けて免疫が高まるよう、“脾(食べものの消化吸収)”の調子を整えておきましょう。

 

 

“脾”を助ける → 穀類、いも類、豆類、オクラ、小松菜、青梗菜、とうもろこし、
ナス、人参、ネギ、白菜、れんこん、りんご、イワシ、スズキ、タイ、ブリ、牛肉、鴨肉、卵

 

 

今年の夏も、暑さと豪雨に見舞われました。
新型コロナウイルスやインフルエンザも流行し、私も落ち着かない日々を過ごしました。
これから、紅葉や秋の味覚も待っています。
手洗い・うがいをして、皆様にはご自分の体調も気にかけていただきながら、
楽しい時間を過ごしてほしいと思っています。

 

薬膳アドバイザー 勢島智子

九州北部が梅雨明けしました。日差しの明るい日が増え、一段と暑くなった気がします。

 

すでに空気も暑く、外を歩くのが億劫になります。

夏は“心”の働きが活発になります。“心”は血液を全身に回すことと、
精神・思考・判断・意識をコントロールすることにも関わっています。
“心”が疲れてくると、動悸・息切れ・貧血・顔面紅潮・イライラ・不安・不眠などが
起こりやすくなります。“心”を助ける食べ物をとりましょう。

 

 

“心”を助けるもの → 玄米、小麦、アーモンド、青梗菜、イワシ、アサリ、シジミ、

           ウーロン茶、紅茶、コーヒー、ジャスミン、緑茶

 

 

ついつい口にしてしまう冷たい飲み物や食べ物では、体が冷えて、消化機能を担っている“脾”まで弱ってしまいます。
“脾”が弱ると、消化不良・食欲不振・下痢などの夏バテ症状を起こします。
冷たいものの代わりに、体の熱を下げる食べ物をとるといいでしょう。
きゅうり、スイカなどの夏野菜には熱を冷ます効果があり、
ゴーヤー、レタスのような苦味のある食べ物にも同様の効果があります。
ただ冷えやすい体質の方は、量を控えましょう。
また酸味のあるものは汗が出すぎるのを止め、潤いを残す効果があるので、適度にとるといいでしょう。

 

 

体の熱を下げるもの → 小麦、春雨、さとうきび、小豆、豆腐、緑豆、アスパラガス、キャベツ、
            きゅうり、空心菜、香菜、ゴーヤー、ズッキーニ、ごぼう、
セロリ、青梗菜、冬瓜、なす、もやし、レタス、キウイ、スイカ、
スモモ、パイナップル、バナナ、メロン、レモン、
貝類、海藻類、プーアール茶、緑茶

 

 

潤いを残すもの → さとうきび、豆乳、豆腐、アスパラガス、オクラ、きゅうり、
白キクラゲ、ズッキーニ、冬瓜、トマト、スモモ、マンゴー、
メロン、桃、リンゴ、牛乳、ヨーグルト

 

 

台風など自然災害、気候の変化が多い時期です。水分と栄養をしっかりとって、免疫力を高めましょう。
薬膳アドバイザー 勢島智子

 

 

九州北部が梅雨入りしました。まとまった雨が降っているところもあるようです。
すっきりした青空は見えませんが、道端に色とりどりの紫陽花が咲いていて、
ゆううつな雨の日を楽しい気分にさせてくれます。

 

 

 

この時期は、“脾”の働きが活発になります。“脾”は食べたものを消化吸収、
内臓を持ち上げる、血液が血管内からもれ出さないようにする、役割を担っています。
この“脾”は湿気を嫌うため、“湿”をためないようにすることが大切です。
しかし、雨が多く湿度が高い季節なので、体は外側からも湿にさらされることになります。
体の内側=食べるものに気をつけて、“湿”をためないようにしましょう。

 

 

 

“湿”を取り除く → 大麦、ハト麦、春雨、豆類、カカオ、落花生、きゅうり、冬瓜、
とうもろこし、ナス、紫蘇、生姜、ネギ、香菜、ミョウガ、スイカ、
アサリ、昆布、スズキ、タイ、海苔、わかめ、鴨肉、ウーロン茶、紅茶、ココア、コーヒー、緑茶

 

 

 

“気(生命エネルギー)”のめぐりをよくする → 玉ねぎ、ピーマン、かんきつ類、カジキマグロ、鮭、ジャスミン、八角

 

 

 

消化吸収がうまくいかなくなり、胃腸が不調をきたすと、肌あれや口元の吹き出物、
口内炎なども現れやすくなります。“脾”を助ける食べものをとりましょう。

 

 

 

“脾”を補う → 穀類、イモ類、豆類、野菜、イワシ、スズキ、タイ、鴨肉、牛肉、卵

 

 

 

行動制限がなくなって、行事やレジャーなどに出かける機会が増えそうですね。
過ごしにくい季節ですが、しっかり栄養摂って、元気に過ごしましょう。

 

 

薬膳アドバイザー 勢島智子

今年は気温が20℃を超える日の多い、暖かい秋でした。11月にもかかわらず半袖で過ごす小学生をみると驚きますが、元気な姿にうれしくなります。12月に入りましたが、さっそく気温が下がり寒い冬が始まりそうです。

 

冬は“腎”の働きが活発になります。“腎”は体に必要なものと不必要なものを仕分ける役目のほかに、成長発達の元を担っており、寿命にも関わっています。“腎”が弱ると、排尿困難、むくみ、冷え、膀胱炎、腰痛、耳鳴り、難聴、視力低下、白髪、物忘れなどの老化症状がでてきます。“腎”を助ける食べ物を摂りましょう。

 

“腎”を助ける → 黒米、ナッツ類、キャベツ、ごぼう、椎茸、ブロッコリー、プルーン、
ブルーベリー、いとより、うなぎ、えび、すずき、鯛、豚肉          

 

生物が葉を落としたり冬眠したりしてエネルギーをためるように、人も体によいものを摂って寒さに負けない体をつくりましょう。寒くなると冷え、悪寒、喉の痛み、咳、頭痛、鼻水、心筋梗塞、脳血管障害などが起きやすく、代謝も遅くなることで冷え性、しびれ、肌荒れなども起こりやすくなります。“気(生命エネルギー)・血(栄養)・水(血液以外の水分)”を補って、体を温める食べ物を摂りましょう。

 

“気”を補う → 穀類、芋類、大豆、カカオ、かぼちゃ、椎茸、まいたけ、魚介類、肉類

“血”を補う → 黒豆、ナッツ類、木耳、しめじ、人参、パセリ、ほうれん草、プルーン、
魚介類、肉類、卵

“水”を補う → 山芋、水あめ、エリンギ、カブ、木耳、人参、ほうれん草、イカ、
いとより、牡蠣、ブリ、鴨肉、豚肉、卵、ヨーグルト、チーズ

体を温める → 黒砂糖、穀類、羊肉、ニラ、ネギ、えび、マグロ、唐辛子、八角

 

今年もあとひと月。年越しのイベント、そして新年迎えたら今年度末に向けてと、気忙しい季節となります。しっかり食べて休んで、元気に過ごしていきましょう。

 

薬膳アドバイザー 勢島智子

9月に入ってさっそく台風がやってきました。福岡も雨風が強かったですね。
過ぎたあとは晴れが続いて、朝晩は涼しくなってきました。
昼間との気温の差が大きいので、体調を崩さないように気をつけましょう。

 

 

 

秋は“肺”の働きが活発になります。
呼吸を担うほか、体の“気(生命エネルギー)・血(血液)・水(血以外の体の水分)”の出入りを調節する働きをしています。空気が乾燥しているため、私たちの体も乾燥にさらされます。咳やくしゃみ、鼻炎、風邪、皮膚や髪の乾燥、などの症状がでてきやすくなります。また“肺”と関係のある“大腸”も乾燥の影響を受けるため、便秘、腹痛を起こしやすくなります。体を潤す食材をとりましょう。

 

 

 

潤す → 豆乳、豆腐、はちみつ、銀杏、ナッツ類、白きくらげ、クレソン、春菊、冬瓜、百合根、れんこん、いちじく、柿、梨、バナナ、みかん、りんご、甘酒、プーアール茶、緑茶

 

 

咳をとめる → はちみつ、湯葉、ナッツ類、生姜、にんにく、百合根、いちじく、梨、海苔

 

 

“辛”味には、発汗・解熱作用、“気血”のめぐりをよくする働きがあります。風邪のひき始めには、ネギや生姜、唐辛子などの“辛”味を少量とり汗をかくことで、体の表面に付いた邪気をはらってくれます。

 

 

今はまだ暑さも残るため、乾燥に気をつけながら体の熱を冷ます食べ物をとり、涼しくなってきたら体を温める食べ物をとるように心がけましょう。そして、冬に向けて体力をつけておきましょう。

 

 

 

温めるもの → 穀類、イモ類、大豆、カカオ、銀杏、枝豆、かぼちゃ、椎茸、まいたけ、ぶどう、魚介類、肉類

 

 

 

 

この時期は、旬の果物が色鮮やかです。

 

 

 

 

梨・・・肺を潤し、のどの症状にも効く。ただ体を冷やしてしまうので、冷えやすい人は生姜やシナモンなどと一緒に煮て食べるほうがいい。

 

りんご・・・余分な熱を冷ます。食欲不振にも効く。体を冷やしてしまうので注意。

 

ぶどう・・・水分の代謝をよくする。“気血”を補う。

 

栗・・・老化による腰痛や筋肉の衰えにも効果あり。消化しにくいので食べ過ぎに注意。

 

みかん・・・胃の働きを活発にして食欲不振に効く。香りがあり“気”のめぐりをよくする。

 

 

 

 

 

夏の猛暑が続くのではと心配でしたが、季節は秋に向かっているようで、過ごしやすくなってきました。
まだ油断はできませんが、外出や行事も楽しみたいですね。

 

薬膳アドバイザー 勢島智子

セジマ薬局 ページの先頭に戻る