あっという間に、九州北部も梅雨明けしました。降水量が少なく心配です。
私が経験した平成6年の渇水では、給水時間が制限され、
タンクに水を溜めてそこから使っていたのを覚えています。
節水、そして節電にも気をつけて、この夏を過ごすことになりそうです。
夏に活発になる“心”は、血液循環の他に、思考や判断をする精神にも関わっています。
汗をかいてドロドロした血液を運ぶため、“心”の働きが激しくなります。
そして頻脈や不整脈、動悸、息切れ、不眠などが起こりやすくなります。“心”を助けるものを摂りましょう。
“心”を助ける →玄米、小麦、アーモンド、チンゲンサイ、アサリ、イワシ、シジミ、ひじき、ウーロン茶、
紅茶、コーヒー、ジャスミン、緑茶
まだ6月ですが、厳しい暑さになっています。
毎年9~10月くらいまで半袖を着ているくらいなので、
しばらくこの暑さとつき合うことになります。
つい冷たいものを口にしがちですが、消化器官である“脾”は温かい環境を好むため、
負担が大きくなってしまいます。
夏バテは、“脾”が冷たいものを消化しにくくなり、
消化不良、食欲不振、下痢などの胃腸障害を起こしている状態です。
消化機能を上げるには、常温か温かいものがいいでしょう。
“脾”を助ける → 穀類、いも類、豆類、ナッツ、枝豆・オクラ・小松菜などの野菜類、
オレンジ、りんご、イワシ、タイ、ブリ、牛肉、
体の熱を冷ます → 麦、春雨、小豆、豆腐、緑豆、アスパラガス、キャベツ、きゅうり、空心菜、クレソン、香菜、ゴボウ、ズッキーニ、セロリ、チンゲンサイ、冬瓜、なす、ほうれん草、もやし、レタス、れんこん、キウイ、スイカ、すもも、パイナップル、バナナ、メロン、レモン、アサリ、シジミ、海藻類、プーアール茶、緑茶
また、ゴーヤー、レタス、ゴボウ、紅茶、コーヒーなどの“苦味”に分類される食材にも、
“心”を助けたり熱を冷ましたりする働きがあります。
熱中症にも注意です。外だけでなく室内でも起こりうる症状です。
外で活動するときは経口補水液などで水分と一緒に塩分も補い、
室内ではクーラーなどで暑くならないようにして、忘れがちな水分摂取に気をつけましょう。
水分を補う → 豆乳、豆腐、アスパラガス、オクラ、きゅうり、白キクラゲ、ズッキーニ、冬瓜、トマト、れんこん、イチジク、梅、すもも、梨、マンゴー、みかん、メロン、桃、りんご、レモン、鴨肉、牛乳、ヨーグルト、甘酒、プーアール茶、緑茶
今年の夏は、学校のプールが行われたり、イベントが開催予定だったりと、
外出する機会も増えてきそうです。
まだコロナ禍ではありますが、楽しみたいですね。
薬膳アドバイザー 勢島智子
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