2020年7月6日、作曲家のエンニオ・モリコーネさんが91歳で亡くなりました。
エンニオ・モリコーネと言えば、映画「ニューシネマ・パラダイス」の音楽はあまりにも有名。
「ニューシネマ・パラダイス」は不朽の名作としていわれていますが、私は初めて観たとき、まだ幼かったからか、実は映画にはあまり感動しませんでした。
しかし、この映画の音楽を聴いたとき、「なんて素敵な音楽なんだ」と衝撃を受けたのを覚えています。
高校の吹奏楽部時代には、「モリコーネのメロディ」という楽譜を演奏しました。
これは、映画「ミッション」で、ガブリエルという宣教師がジャングル奥深くの先住民に対してオーボエを吹き、その音楽で先住民が心を開いてくれるというシーンに使われる音楽で、本当の曲名を「ガブリエルズ・オーボエ」といいます。
このガブリエルズ・オーボエという曲はとても素敵な音楽で、いろんな楽器でカバーされています。
そこから映画音楽、なかでもエンニオ・モリコーネの曲にハマっていきました。
なかでも「海の上のピアニスト」の中で主役のピアニストが弾く「愛を奏でて」という曲が一番好きで、実は昨年のピアノの発表会で私は演奏しました。
恥ずかしいくらいヘタクソでしたが(笑)
でも、ここのメロディと和音を弾くたびに毎回ゾクゾクっと心が揺さぶられ感動するのです。
さらにニューシネマ・パラダイス「愛のテーマ」もバイオリニストのおじ様と一緒に演奏させていただきました。
それも私のピアノがひどく、申し訳なかったです。
ドド♯レレ♯ミファファ♯ソソ♯ララ♯シ…とエンドレスに続く12音。
その組み合わせだけでこの世の中に無限の音楽ができています。
最近はAI(人工知能)が作曲したりもしているようで、エンニオ・モリコーネ風に作ろうと思えば作れるでしょう。
でも人間、誰であっても唯一無二。
もっとたくさん聴きたかったな、エンニオ・モリコーネ。
最近、著名人が何人も亡くなって、ショックを受けている方も多いと思います。私もそうです。
しかし、この新型コロナウイルス感染症の影響が続くなか、このような著名人が残してくれた音楽や絵画などの芸術、すばらしい映画、ドラマなどを観て、人間ならではの「感動する心」を忘れないようにしたいと思います。
勢島 英
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