今、病院では電話受診やオンライン受診なども始まっています。
薬も郵送したり、配達したり、近隣の薬局で受け取ったりすることもできます。
タクシー業界は稼働台数を減らしているところもあるようで、タクシーで受診に来たものの、帰りのタクシーが手配できずずっと病院や薬局で待つ患者さんがいらっしゃいます。
他にも病院に行くのに公共交通機関を使わないといけない方、慢性疾患で状態が安定している方など、早めに病院や薬局にご相談いただき、電話受診、オンライン受診を検討してみてはいかがでしょうか。
「早めに」というのは、お薬の郵送、配達には時間がかかる場合がありますし、電話受診、オンライン受診も病院によって対応が違うからです。
また、郵便局や運送会社の配達の方々も、通販等の配送過多で大変のようです。
ぜひご協力をよろしくお願いいたします。かかりつけの病院、薬局に一度、ご相談ください。
その際、薬剤師からも電話で体調や服薬状況、副作用の有無等を確認させていただきます。
最近、朝起きてまず思うのは、「ああ、症状は今日も出てない」
夜寝る前に思うのは、「今日も発症せずに一日が終わった」ということ。
毎朝、毎晩、それを思います。
新型コロナウイルス感染症「COVID-19」
少しコンコンッと咳が出たりすると、感染したのでは?と不安になる。
おそらく、そんな方はたくさんいるのではないでしょうか。
私たち薬局も特別な情報が入ってくるわけではなく、ニュースや新聞から情報を入手しています。おそらく、ほかの医療従事者の方々の多くは同じではないでしょうか。
同じ医療従事者として、最前線の新型コロナウイルスの症状が出ている人々の治療、看護にあたっている方々には本当に敬意と感謝しかありません。
地域のクリニックや、我々薬局も、いつ感染者が出るかわかりません。
でも、闘っているのは医療従事者だけではありません。
医療崩壊を防ごうと奮闘してくださっている行政の方々、仕事が思うようにできずに頭を悩ませている方々、この状況でも社会のために働いている方々、他にも日々変わりゆく方針に対応したり、子供たちの世話や心のケアをしたり、世界中皆闘っています。
もう何年も前になりますが、以前勤めていた病院で、院内感染が発生したことがありました。
全職員が集められ、その院内感染の説明と対策の話がありました。
その最後に、感染対策室の責任者である医師が、全職員にこう言いました。
「皆さん、手を洗ってください!」
涙を流しながら大きな声で。
衝撃でした。医療従事者なら清潔にするのは当たり前。でも、それでも、どうにかこの感染を抑えたい!手を洗ってくれ!とみんなに呼びかける医師。
その光景は今も脳裏に焼き付いています。
私たちは今できること、やるべきことやりましょう。
ラジオでは、いろんなDJの方々が、リスナーをたくさん笑顔にしようと頑張ってくれています。
たまにはちょっとラジオを流してみるのもどうでしょう?
飲食業界では、「福岡博多テイクアウト応援プロジェクト」というのがあるようです。
ホームページを見てみると、和洋中や自宅近くなどでテイクアウトができる店を調べることができて、参考になります。
ぜひ活用したいですね。電話して予約して、時間を決めて受け取りに行けば、感染のリスクは少ないのではいでしょうか。
美味しい料理。新しい味の発見。よく食べていた懐かしい味。鬱々とした日々に彩りを与えてくれるのでは。
先日、ある方からテイクアウトの差し入れをいただきました。
頑張ってください!という一言が身に沁みます。
『アシェット・ド・マコ』さんのテイクアウトのお弁当。やさしい味で、とても美味しかったです!
福岡にも新型コロナウイルスの感染者が増えてきたころ、いつもお世話になっている理容店の店長が、「勢島さん、医療従事者で大変だろうから、これをあげるよ」とマスクをくださいました。涙が出そうでした。
ありがたくいただき、どうしても必要な時に使わせてもらおうと取っておきました。
しかし、今理容店も大変な状況。いただいたマスクを先日そのままお返ししてきました。
でも、マスク以上に、この店長の温かい気持ちが、今私たちには必要なんだと実感しました。
先日、仕事から帰ると、妻が「冷蔵庫開けたときに、つい吹き出すかもしれんけん、気を付けてね。」と言ってきました。
そこで、冷蔵庫を開けてみると、、、
「プッ!」
妻の狙い通り、思わず吹き出してしまいました。
それがこれ。
炭酸水です(笑)
今のこの状況で、この小さな喜び。
美味しいものを食べたり、面白いテレビを観たりラジオを聴いたり、人のやさしさを感じたり、普段当たり前と思っていることに改めて感謝したり。
小さな喜びを積み重ねましょう。
うちの子どもたちも毎日勉強し(少しだけ)、竹刀を振り、ピアノの練習をしています。
頑張っていれば、次に先生方に会ったときに、きっと先生方、喜ぶよ。
非常時にこそ人間性が問われる。
薬局でも、こんな時だからこそ、冷静に今やるべきことをやり、笑顔で接していきたいと思っています。
勢島 英
福岡のやさしい薬局 セジマ調剤薬局
810-0022
中央区薬院2丁目6-1(薬院)
tel : 092-762-2130 / fax : 092-762-2132
店休日 : 日曜日・祝祭日