梅の花が華やかに咲いています。今年は暖かい冬でした。花粉もしっかり舞っているよ
うで、花粉症の私は薬を飲みマスクをしていますが、隠せない目はゴシゴシ掻いてしまっ
ています。あのゴーグルのようなメガネを使うべきか悩みます。
春は“肝”の働きが活発になります。“肝”は、体をめぐる“気(生命を動かすエネルギー)”
“血”“水(体をめぐる血以外の液体)”をのびやかにまわす働き、
“血”を貯蔵・解毒する働き、があります。また、筋・目・爪と深い関係があります。
木々が芽吹いてくるように、私たちの体も春を迎えようとして、代謝に変化が起こりま
す。アレルギー体質など敏感に反応する人にとっては症状が重く出たり、節目の変化にう
まく対応できずに精神が不安定になったりします。これらは“肝”の解毒作用が弱まって、“
瘀血(血流が滞っている状態)”が体にあらわれていると考えられています。たまっている
ものを排出して流れを良くするもの、そして解毒を助ける食べ物を摂りましょう。
流れをよくするもの
→ 黒砂糖、カカオ、菜の花、ニラ、パセリ、ふき、クランベリー、グレープフルーツ、酢
“肝”の熱を冷まして解毒を助けるもの
→ アスパラガス、キャベツ、きゅうり、春菊、セロリ、せり、菜の花、れんこん、豆腐
“血”を増やすもの
→ ナッツ類、きくらげ、しめじ、人参、ほうれん草、イカ、牛肉、豚肉、卵
また春一番の風が吹くように、風の影響を受けやすいのもこの時期です。免疫が弱く
なるとこの邪気が体内に侵入しやすくなります。首元や手首、足首を出さない服装を心が
けましょう。
邪気を発散させるもの → 生姜、ネギ、パクチー
中医学の用語を見ると、なんだか難しそう・・と私も思ってしまいます。
“天人合一(てんじんごういつ)=自然と人間はそもそもひとつである”という言葉がありま
す。人も自然の一部であり、自然の変化とともに生きることが大切という考え方です。ま
ずは、季節の食材を手に取ることから始めてみてはいかがですか。
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