ある日突然、6歳の娘から、「パパ、死んで欲しくないな~。」と言われました。
「アタシも死にたくない。」とも。
今のところ、私に死が差し迫っているわけではないのですが、いつなにが起こるかは分かりません。それに、何事もなく歳を重ねていけば、娘よりは私の方が先に死を迎えることになります。
子どもが「死」についての意識を持ち始めたとき、親には何ができるのでしょうか。
ある90代の患者様はいつも「早く死んで夫のところにいきたい」と言います。
「早く死にたい」という境地は、どんなに分かろうと努力をしても、
やはり本人にしか分からないものでしょうか。
ある患者様は「自分が長生きしても、家族や友達とか、周りの人が先に死んでいったら寂しいよ」
と言います。
「100歳まで生きるよ!」と元気におっしゃる方もいます。
不本意に亡くなる方もいます。生きたくても生きられない方もいます。
私は信仰している宗教は特にありませんが、法事などでお寺さんの話を聞くと、「ああ、こういう考え方もいいかもなぁ」と思ったりすることもあります。
娘に「パパは死なないよ」なんてことは言えません。
一緒に考えること、愛し続けること、抱きしめること。
娘にもこの奇跡の「生」を、どうか全うしてほしいと願う次第です。
ヨシタケシンスケさんが「死」をテーマに書いた絵本。とても良い本でした。
そして、娘からの手紙。
パパ、がんばるよ☆
勢島 英
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