2023年4月18日、「第1回宝台健康アカデミー」を開催しました!
昨年の11月に一度、宝台団地でのお薬相談会&座談会を行ったのですが、
今回から名称を変更し、今年度合計4回を予定しています。
前回同様、オリーブ薬局様、UR都市機構様と一緒に開催しました。
そして今回から福岡大学薬学部にも協力していただくことになりました!
私は十数年前、福岡大学薬学部の大学院に通っており、
そこでお世話になった先生方とまたこうして一緒に仕事ができるというのは縁を感じますし、
とてもうれしく思います。
この日はは宝台団地にお住まいの18名の方が参加。
まず前半は私が「コロナ禍が認知機能に与えた影響」や「フレイルについて」
そして「外に出て体を動かすことがフレイル予防になり、認知症予防になる」
ということをお話ししました。
その後は、福岡大学薬学部の先生方と学生さんが
「ものわすれチェック」
「生活状況チェック」
「ロコモ(ロコモーティブ シンドローム)チェック」を行い、
さらには身長、体重、握力、血圧測定を行いました。
私たち薬剤師はその結果をふまえてアドバイスをしたり、
薬の悩み、介護の悩みなどを個別にお話ししました。
お待たせする時間が長かったり、当日はなかなかスムーズに行きませんでしたが、
福大の学生さんや当局に学生実習に来ている学生さんたちが
来場者の方といろいろお話をしてくれました。
学生さんたち、ありがとう!
今回のデータは福岡大学薬学部の先生方が解析してくださいます。
そして、それを積み上げて、宝台団地の皆様にフィードバックし、
またそれが他の地域の皆様の参考になれば幸いです。
そして私たち薬剤師も地域の現状、一人一人の現状を知ることで、
問題を把握し、周りの方々と協力して地域の役に立ちたいと思っています。
「人生の幸福度は、年収や学歴、職業では決まらない。
友人の数でもなく、結婚の有無でもなく、身近にいる人たちとの人間関係の質が最も大切だ。」
そう話したのは、
ハーバード大学が80年以上続けている成人発達研究を担当するロバート・ウォールディンガー教授。
私もこう見えて(?)実は人と話すのはあまり得意ではなく、
つい一人で読書や音楽に没頭してしまうのですが、
それでも患者様や宝台団地の方々とお話しすると、やっぱり人とのつながりっていいな、と思います。
信頼は簡単には形成されず、崩れるのは早い。
一回の活動で自己満足してはいけません。
これからも少しずつ皆様と信頼関係を作っていきたいと思っています。
それにしても、ご高齢の方々の笑顔ってほんと素敵ですよね。
少しずつ少しずつ齢を重ねるごとに刻まれていく顔の「シワ」というのは、
笑顔をいっそう素敵にするためにあるのではないでしょうか。
勢島 英
福岡のやさしい薬局 セジマ調剤薬局
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